かつての日本は銭湯が入浴の主役でした。銭湯文化の中には公衆道徳やエチケットが含まれ、温泉でもその作法が活きていました。現代では、各個人が想像力を働かせ、相手が不快にならない入浴方法を考える必要があります。
■守りたい入浴時のマナー
- かかり湯、かけ湯、かぶり湯等は、湯の温度に体を慣らすための準備であると同時に、「モラル上、体をきれいにして入る」という意味を兼ねた入浴前の所作です。汚れがあればしっかり落として入りましょう。
- 伽藍(がらん)で身体を洗うときは、なるべく隣の人にシャワーやかけ湯がかからないように配慮しましょう。
- 湯船に飛び込まない。湯船の中でしぶきを上げて歩かない。とくにお子様連れは注意が必要ですね。
- 各施設で決まりがある場合は、露天風呂で石けん・シャンプーを使わない。
- 脱衣場に濡れたままであがらない。
- 使い終わった桶のお湯は空にする。腰掛けイスから立つときは次の人への心づかいとして、イスをきれいにして桶をかぶせる。こんな気配りは嬉しいですね。
- タオルを湯船に入れない。混浴の場合は施設の注意書きを確認しましょう。
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隣の人にシャワーがかからないように。
タオルを湯船に入れないマナー |