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泉質って?

 

泉質って?
ちょっと複雑 泉質表示

泉質の分類

泉質の分類は昔は17種類ありました。それが昭和46年に11種類、平成4年に9種類に統合されました。旧表記を使っている施設もあるので、少し分かりづらいですね。現在の9種類は右記のようになります。しかし当然、同じ泉質名でも各温泉によって効果が違うことも考慮してください。

泉質の割合

(表2)は鉱泉分析法指針によって泉質名の与えられている日本の3,659源泉の泉質の頻度分布です。

これから入る温泉がどんな泉質なのかチェックするのも楽しみの一つです。泉質と効能については次のページへ

  1. 単純温泉
  2. 二酸化炭素泉
  3. 炭酸水素塩泉
  4. 塩化物泉
  5. 硫酸塩泉
  6. 含鉄泉
  7. 硫黄泉
  8. 酸性泉
  9. 放射能泉
(リスト1)泉質の分類
  泉質の頻度分布  全3,659源泉 
  現在の分類 調査時の分類 温泉・鉱泉数
1 単純温泉 単純温泉
943
2 二酸化炭素泉 単純炭酸泉
55
3 炭酸水素塩泉 ナトリウム炭酸水素塩泉
285
重炭酸土類泉
49
4 塩化物泉 ナトリウム炭酸水素塩泉
985
5 硫酸塩泉 硫酸塩泉
264
6 含鉄泉 鉄泉
208
緑礬泉
47
7 硫黄泉 硫黄泉
519
8 酸性泉 酸性泉
21
9 放射能泉 放射能泉
283

(表2)泉質の頻度分布
【参考資料】 2003年「温泉 自然と文化」日本温泉協会編 学術部、大山正雄氏による分布調査

水素イオン濃度(pH)
(グラフ1)水素イオン濃度(pH)


【酸性泉】pH3未満
【弱酸性泉】pH3〜6
【中性泉】pH6〜7.5
【弱アルカリ性泉】pH7.5〜8.5
【アルカリ性泉】pH8.5以上

水素イオン濃度(pH)による分類

「アルカリ性単純温泉」というように、水素イオン濃度(pH)(グラフ1)を泉質に加える場合もあります。

一般的にですが、アルカリ性泉は湯上がりの印象から「美肌の湯」と表現されることもあります。美肌効果について科学的裏付けはないのですが、肌の角質が溶けてなめらかな肌になるという見解があります。一方、酸性泉を代表格の草津温泉で考えてみましょう。どちらかというと、身体に刺激を与えて身体機能を活性化させ病を治したりリフレッシュするお湯といえます。さらに、時間湯にみられるように44℃以上の高温のお湯と組み合わせたりもします。刺激が強すぎて、長期湯治だと肌がただれることもあり、草津湯治の後に立ち寄る六合村の温泉や「沢渡温泉」「川原湯温泉」など肌を落ち着かせるお湯は“草津の上がり湯”“草津の仕上げ湯”と呼ばれました。

温泉が諸刃の剣にならないように、治療目的の場合は、やはり温泉療法医の指導を仰ぐのがベターですね。

「低張性」「高張性」とは?

この表記は人間の身体への浸透圧による分類です。高張性だと“成分”を吸収しやすく、低張性だと“水分”を吸収しやすい温泉です。

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