洋食食堂 覚瑛

12年前の10月28日「県民の日」にこの世に誕生した

「覺瑛」という屋号・・・前店、11年10ヶ月

本日、通算12年と1日の営業である。

日本古来の「諺」にある様に・・・「石の上にも三年」と言葉があるが

頑固な私には諺の三倍の日々を過ごし「何かを求めて」精進し、熟考した結果

我々が作る料理は

所詮、諸先輩から教えを請い、ヒントを頂いたもの

我が職人、「最終集」は

誰もが、今現在食べたい料理を食べて頂く

其れには「西洋料理」が大きく進化した昭和30年後半の

誰もが食べられ、しかもちょっとハイカラな「昭和洋食」では・・

特別な場合を除けば「アラカルト料理」中心の料理形態

提供方法も「カルト、定食・セット」という

ごく普通の食堂、キッチン、グリルの「職人手間仕事」である

満足する料理

納得する料理は

食べたい時に、食べたい料理を食べる

これが人が生活する上での

唯一の贅沢であり、俗に言う「至福」という時間である。

私の職人歴五十八年の結論であり

職人歴六十三年の結論も待ち遠しい