お知らせ
「覚瑛丸」の心柱
「覚瑛丸」のマストである
船の最先端に立ち、眼下の海原を見れば船首は
豪快な上下運動を繰り返しながら
唯ひたすら、前進あるのみを感じる光景である。
たとえどんな事が起きても、波を裂きながら、波に乗り、
トビウオがじゃれる事を繰り返しながら
大海原を前進するのが木っ端船「覚瑛丸」の原点である。
海は、荒れた波もあれば、穏やか波もある
難しい事は判らなくても船というものは凄い
小さな鉄の固まりが何千キロも遠く離れた陸地へ辿り着く
小さな力持ちである。
ふと、船首からふり向けばマストが目に入る
波は穏やかでも想像以上の左右の動きである
正に国内に存在する三重、五重の塔の「心柱」である。