店のタイプも様々。恋バナはおかまスナック、家のようにほっこりしたいならお料理系スナックなど用途によって店をチョイスしても良いかも?
昭和の時代に開店していなくても、どこかに昭和の雰囲気を漂わせるスナックです。基本的にこぢんまりしていて、女性スタッフは多くはありません。そして何よりもの特徴は、ママが個性的ということです。個性といっても様々で、明るい、母親のように優しい、腹が据わる、妖艶、人徳がある、プロ意識が高い、可愛げがある、会話上手、誉め上手など、手にする武器は多様です。とにかく、そこそこの年数、お店の暖簾を守ってきた強者です。ママの世代は40代~70代でしょうか。天然系のほんわかママは、残念ながら長い年月で淘汰されてしまうようです。
お通しはもちろん、様々な料理を提供してくれる、居酒屋、小料理店のようなスナックです。スナックの厨房は狭い場合が多いですが、家での仕込みなどでこれをカバーしています。一品の価格がリーズナブルな場合が多く、これなら食事からスナックでまかなえます。
魅力的な女性スタッフを多数揃えて、世の男子の本能に訴えかける戦略です。ここはひとつ「毒を食らわば皿まで」ということで、喜んで火の中に飛び込んでいきましょう。容姿端麗であったり、会話が楽しかったり、性格が可愛かったり、くり出してくる技は様々です。スナックでは昼間に他のお仕事をしている子が多く、素人っぽさに惹きつけられることも多いようです。キャバクラやクラブと比較して、おとなしめな服装の子が多いです。キャバクラとスナックの中間的な存在ということで、最近では「ニュースナック系」と呼ばれることもあるようです。料金は一般的なスナックに比べて少し高めで、サービス料を取るところもあります。
他にはない特徴を持つスナックです。例えば「ライブ演奏」「生伴奏カラオケ」「高級オーディオセットを備える」などが音が楽しめる音楽系、「洋酒」「日本酒」「カクテル」などを取りそろえたお酒に力を入れたスナック、一にも二にもカラオケ好きが集うカラオケスナックなどがあります。
ママがおかまです。決してマスターではありません。「男でも女でもないから気を遣わなくてもすむ」ということで、女性客やカップルから高い支持を得ています。「恋バナはおかまに任せろ」といってもおかしくないほど、男女の機微に精通したママもいます。おかまパブと比較して、ショーなどは前面に出ていません。
【 取材:2018年9月 】 ※掲載時より内容が変更になっている場合がございます。お出かけ前にオフィシャルサイトやお電話で詳細をご確認ください。